| 第2回 似顔絵の原点は雪ダルマ也…の巻 |
| 事はレコーディング中に起こった。山梨県小淵沢リトルバッハ、 ここは数多くのミュージシャン達が泊まり込みで録音の出来る、いわば合宿所みたいなものだ、 自然有り!空気よし!(かなり乾燥しているが) 待遇よし!食事よし!近くに温泉有り!!(当然、露天風呂有り!) 夜、露天風呂で夜空を見ながら浸かっていると、 汚れた自分がキレイに成っていくような…(メンバー曰く“そんなこたぁ〜無い!絶対っ!!”) 東京から少し離れた、レコーディングには最適の環境である。 時は12月、かなり冷え込みが激しく成りつつ有るさなか、 夜叉のフルアルバム『斬』のレコーディングが始まる。 師走の東京を背に輝かしいネオンとも暫しお別れ…後ろ髪を引かれつつも、 真夜中に福島と小淵沢に向かい出発、そして難なく明け方到着。 無事に辿り着いたのと、これから頑張ろう!等と言いつつ、 一眠りする前に二人で一杯引っ掛けて軽く仮眠をとった。 3〜4時間寝ただろうか自分にあてがわれた部屋から(スゲェ〜ぜ一人一部屋!) 皆が集まるコンソールルームに向かった。 最初はまるで気付きもしなかったが、外の異変が視界に入った、一瞬自分の目を疑った! 朝ここに辿り着いた時は雨すら振っていなかったのに、何だ!何だ!! 寝ぼけ眼で窓から外を見回すと、どうだろう外は真っ白!正に白銀の世界! 降るも降る、降り続ける!それもドカ雪!一昼夜降り続け、車のタイヤが隠れるぐらい降った! 普段東京に要るせいか、こんな大雪体験はした事はあまり無い! 止むのか?まさか、このまま、ここで年越しか?などと不安に成りつつも、 ここまで来た以上、四の五の言っても仕方が無い!(開き直りも時には肝心なのだ!) 「雪、止んだら雪ダルマでも作るかっ!」と言う問い掛けに、 喰い付いてきたのは征史君だった!(さすが関西人!喰い付きがいい!) 雪が止んだのを確認すると、奴がおもむろに動きだした、 防寒用の手袋を嵌め一心不乱に奴は、雪ダルマを作り始めたのだ(流石っ!行動は早い!) その姿を見逃すはずは無い、俺はすかさずビデオカメラを持ち奴をとらえた! そして、完成まじか奴が俺に言った。 「この雪ダルマしんちゃんにするからヒゲの変わりになるもの何か無い?」 オファーを貰った俺はコンソールルームに戻り、 A4の紙にマジックで髭を書き、その時していたサングラスを書いたヒゲの上に置いた、 「んっ!我ながら上出来!」と思ったその瞬間、俺に衝撃が走った! そこを通り掛かった浩則さんが、鼻からちょっと息を抜いて小馬鹿にしたような感じでボソッと 「フッ!お前って簡単な…!!」 ガ・ガ〜〜〜〜ン!!おっおっ俺って簡単なのかっ〜〜!! とまぁこんな感じで、俺は雪ダルマに成り、 浩則さんが手を加え、更に進化を遂げ今の似顔絵に成った、 そして、誰もが書ける様にと、絵描き歌なるものまでも出来上がった ここまでくれば似顔絵のモデルとしては本望である!! 絵が下手な人にも気軽に書けるように仕上がっているので、(やるなぁ〜浩則さん!!) 皆でチャレンジしてもらいたい! そして最近、密かなブームに成りつつ有る冗談缶バッチも(プレミアが付きつつあるらしい…噂) 始まりは雪ダルマから始まった事は言うまでもない! 征史君のセンスは俺の遊び心をくすぐる! とても趣味で作っているとは思えない!! 近い将来、缶バッチ屋でもやるのか!!と言うくらい次々と作成され、 どんどん進化している!(もう既に手に入らないレアな物もかなりある) 冗談缶バッチは、ライブ会場でしか売っていないので、 夜叉のライブに足を運んで(手作りの為!数に限りがある!!) 冗談缶バッチを入手してくれ!! 俺は今でも、似顔絵を見るたびに、あの大雪、あの雪ダルマ、そして、あの浩則さんの一言! 「フッ!お前って簡単な…お前って簡単な…お前って簡単な!!」 (昔中島みゆきのオールナイト日本でやっていた深めのディレイ&フェードアウト…一寸古いか…) いまだに俺の中で鳴り響いている。な〜んちゃってカクカク! |
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