第65回 ガラスの仮面

※前回「足跡その6」の続きは、”自称”伝説になったお馴染みYVC(笑)以降、
いろいろあり過ぎて省略。ってか、とりあえずナシの方向にしました。

以後、1年以上放置〜無期限停止状態になっていたが、(謝)
書きたいことができたので久しぶりにアップ!

先日、テレビアニメ版『ガラスの仮面』のDVD(初代バージョン)を買ってしまった。
水面下活動の息抜きに・・・いや、本当は前から欲しかったから(笑)

「少女マンガなんて」と馬鹿にするなかれ。
以前も言ったが、俺がこの道を志す上でとーっても影響を受けてしまった漫画だ。

これは芸(演劇)の道を志す主人公と周囲の人間関係が織り成すドラマで、
基本的にはフィクションでも、俺にとってはなかなかリアリティがある。
中には並行して恋愛ストーリーもあるが、
ここで言うのは”芸の道”に限っての話。これがたまらなく深い。

実は、俺が初めて『ガラスの仮面』に出会ったのはこの”初代アニメ版”で、
当時、既にロックが好きでギターを弾くことに憧れていたが、
実際にギターを手にするまではまだまだの頃、偶然テレビでこれを見てしまい、
もし芸術(音楽)の道を志すなら、こんなにも純粋でストイックに、
命を掛けてひたむきに臨む姿勢じゃないといけないのか!
と、かなりの衝撃を受け、俺もギターを弾いて上手くなりたいなら、
たとえ趣味でも生半可な気持ちじゃダメだと思った。(汗)

結局、その後ギターを手にすることになっても、あの時の気持ちは常に忘れず、
自分の価値観を形成する大きなきっかけになった。

それから約二十年の間、漫画とまるで同じようなシチュエーションがいくつもあり、
全てではないけど、この世界でやってきた分だけ、現実と重なる部分がいっぱいあった。
それに、業界の縮図を端的に表している話も多く、
悪い事ばかりじゃないが、根本的には今もあまり変わってないと思う。
今後もこの世界で続けていく以上、必ずまたそういうケースがあると思われるので、
知ることができて良かったと思っている。

今でもそんな各場面を思い出しながら、改めて作品の奥深さに驚くことが何度もある。
長くこの業界にいる人ならわかるだろうし、ジャンルが”ロック”だとしても
”芸術を極める”という意味では通じる箇所が多々あると思う。
いや、どんな人生にも通じる部分はあるかも知れない。

ところで、二年前にテレビアニメ版がリメイクされたことには感動したが、
やはり初代の”昭和”な感じのほうが原作の時代に近く、懐かしくて好きだ(笑)
コアなファンには賛否両論でも、当時の事情も想像すると、よく再現してくれたと思う。
ストーリーは残念ながら原作にあたる前半のクライマックスまでで、
その後は視聴者に想像させる内容になっているが、
ひねくれないで肯定的に見れば納得できるし、十分満足できる。

しかしもちろんお薦めは原作。(俺は数年前にやっと全部買った。。。)
なんとこっちもまだ完結していないが、(苦笑)
特にこれから芸の道を志す人なら、見て損はないと信じる。

P.S.ちなみに、恋愛のストーリーは現実と全く被らず!(泣)
オチがよろしいようで・・・。

(2007. 8. 6 記)


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