第57回 思い入れ

またまた数ヶ月ぶりだが、思うところがあったので許していただきたい!

先日のセッションで久しぶりにレスポール(ギターね)を使った。
「似合わない」とか言う奴もいて、イメージって恐い。(苦笑)

何故レスポールを使ったかと言えば、
その曲を弾いているギタリストがレスポールを使っていたのと、
しばらくステージで使う機会がなかったから。

では、何故レスポールを持っているかと言えば、
KISS(ACE FREHLEY)の影響に他ならない。
最近KISSのDVDを見て引っ張り出していたから、いいタイミングだった。

前にも書いたが、幼少の頃ロックに目覚め、
「ギターを弾きたい」と思ったきっかけは紛れもなくKISSであり、
両親が家にいない時や友達がいない時も
俺の支えになってくれた一つがKISSの存在だった。
ほぼ宗教に近いなこりゃ(笑)

オリジナルメンバー二人が脱退してから十数年後、
KISSのMTVアンプラグドにその二人(エースとピーター)が共演したのを見た時は、
昔のテレビ番組とかで別れた家族と十数年ぶりに再会したようで、(こんな例えでスマン)
それまでの人生でのいろいろな想いが弾け、号泣した。
(LOUDNESSがオリジナルメンバーに戻った時もそうだったが、けっこう涙もろい?)

その後、まさか一生見れないと思っていた(当時は幼少で無理だった)
フルメイクのリユニオンツアーが実現するとは・・・。
”生きてて良かった”と実感した瞬間の一つだ。

来日公演のチケットも買い、ついに見ることができた!
ライブ中は幼少時代の思い出が走馬灯のように蘇り、しばしば号泣。(苦笑)
そこでふと、両親が家にいない時に俺の面倒を見てくれて、
常に可愛がってくれたおばあちゃんの事を思い出した。
よく一緒にKISSを聴いてくれたこともあったので、
「あの頃あんなに好きだったKISSを今見てるんだよー!!」と知らせたかった。
そして「ここ数年会いに行ってないな・・・」とも思い、そこには複雑な気持ちがあった。

その日はライブを見た友人達と軽く飲みに行って帰った。(数人は今でも濃い付き合い)

そんな余韻も冷めやらぬ翌日の早朝、
なんとおばあちゃんが急死したことを知らされた。
一般的には大往生で、苦しんだ様子もあまりなかったらしいが、
ただでさえ悪い寝起きに、その知らせはかなりショックだった。
いつか亡くなるのは仕方なくても、悲しかったし申し訳なかった。

お通夜では下着代わりにKISSのTシャツを。
俺が最も影響を受けた従兄とも再会、(キッスやギターやラウドネスもそう)
約10年ぶりに昔話で盛り上がった。

告別式も終えて数日後、
ずっと夢だった憧れのレスポール(エースモデルではないが)を買った。

そんなギターだ。

皆にも”思い入れ”はいろいろあるだろう。
だから、俺が夜叉に加入した時も、
昔のメンバーに拘るファンの気持ちを考えると辛い時があった。
俺はKISSの歴代メンバー全員に敬意を表しているし、(ラウドネスもね)
もちろん夜叉に対しても同じ気持ちでいる。
好き嫌いは自由だけど、できれば皆にもそう思ってもらえると嬉しいな。

(2006. 3. 5 記)


ナーバスコラムTOP

前のページへ

次のページへ

ホーム